英語多読ルーム@三重県立図書館

三重県立図書館で有志の仲間と不定期で英語多読ルームを開催しております。こちらは申込不要、出入り自由で 英語多読の本を読んだり、情報交換をするなど、英語多読に関心のある方に利用していただけます。「英語多読って何?」という方、「英語多読を始めてみたいけど どうして良いか分からない」という方、おすすめの本を知りたい方、多読仲間が欲しい方、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

おすすめの英語多読本「 Hachiko: Japan's Most Faithful Dog」

Oxford Bookworms Library Stage 1 : Hachiko: Japan's Most Faithful Dog

● Nicole Irving 著

● 4724語

 

これは今も東京の某駅前に立っている有名な「忠犬ハチ公」像の実話を元にしたストーリーで、東京帝国大学に勤める上野博士が時々立ち寄っていた焼き鳥屋の子供、NOBUの視点から描かれています。

この話は個人的に強い思い入れがあります。

実はこの場所は私のホームタウン。

今でもハチ公像から徒歩数分のところに両親が住んでいます。

小学校の頃には自分の街の歴史を知るという授業の一環で この忠犬ハチ公のことを調べたこともあり、本の内容はほぼ私の記憶通りでした。

博士とハチとの生活は1年5ヶ月と短い間でしたが、ハチが帰らぬ主人を何年も駅で待っている姿が新聞で紹介され、多くの人々に感動を与え、「忠犬ハチ公」として広く世間に知られるようになりました。

挿絵もありますが、実際の貴重なハチ公の写真が掲載されているところも魅力です。

f:id:tadokuenglish:20190308210710j:image

後日知ったのですが、なんとこの亡くなったハチの飼い主である上野英三郎博士は三重県津市出身だそう。

久居駅前には博士とハチの銅像が立っていると知って見に行き、感激しました。


f:id:tadokuenglish:20190308210718j:image

三重県の皆様にもゆかりのある話ですので、ぜひお読みください。

ちなみにハチ公は亡くなった後、人々によって告別式が行われ、その亡骸は はく製となって、今も上野の国立科学博物館で所蔵されています。

 

本の巻末にBeyond the story としてイギリスとオーストラリアの忠実な犬の物語も紹介されています。