英語多読ルーム@三重県立図書館

三重県立図書館で有志の仲間と不定期で英語多読ルームを開催しております。こちらは申込不要、出入り自由で 英語多読の本を読んだり、情報交換をするなど、英語多読に関心のある方に利用していただけます。「英語多読って何?」という方、「英語多読を始めてみたいけど どうして良いか分からない」という方、おすすめの本を知りたい方、多読仲間が欲しい方、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

なぜ、OLD??

お馴染みの登場人物さえ覚えてしまえば、どこから読んでもOKな

Oxford Reading Tree ( 略してORT

文章が短いものから徐々にレベルアップをしていきます。

その数、200冊以上。

ほとんどが1話完結で、薄くてすぐに読めるので、英語多読ルームでは初心者の方に協力PUSHでお薦めしています。

 

私も全部は読んでいなかったのですが、最近 英語多読ルームに立ち寄ってくださった方お二人が「 このシリーズ、面白いですよね!」とおっしゃるので、久々に読んでみました。

すると、本当だ、面白い!

ということで、今は全冊 攻略中です。

 

先日、Level 1の Good Old Mum を読んでいました。

Oxford Reading Tree: Level 1+: Patterned Stories: Good Old Mum

店で仮装衣装を買ったMumが、サンタクロースに変装するという至ってシンプルな内容。

しかし、ここで疑問が。

なぜ、Old???

Mumは三人の子供の母親だとはいえ、Oldというほどの年齢ではありません。

 

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同じシリーズの中でも、こんな記述が。

Good old Wilf !

Wilfは子供なので、どうもこれは年齢のことを言っているのではなさそうです。

 

そこで、毎週Skype (パソコンやスマートフォンを使ったテレビ電話のような機能)で話をしているアメリカ人の友人に聞いてみました。

 

彼女によると、このOLD は親しみや親愛の情を込めている表現だそうです。

例えば、彼女が5年ほど愛用している眼鏡のことをGood old glasses と言ったりするそう。

もちろん、これは「 古くて良い眼鏡」と言う意味ではありません。

 

・・・と、ここで日本語で訳そうとする人がいますが、ちょっと待ってくださいね。

英語多読では英語を日本語には訳さず、英語のニュアンスをそのままイメージで受け入れることが重要なので、そのまま頭の引き出しにしまってください。

 

う~ん、それにしても勉強になりました。

やはり子供向けの絵本と言えどもあなどれません。